第4章 青い運命の島 後編
イカダが完成して、食料調達も終え明日に備えようとカイリは言った
私達は明日にらこのデスティニーアイランドをでる…
なんだか急に寂しくなってカイリには「最後になるからデスティニーアイランドを見回ってくる」と言って現地解散をしお別れした
砂浜やボロい小屋どれも思い出があって懐かしむが思い出すのは苦痛ばかりで自分はついから笑いした
すると途中で風が私を掠めて通っていった
吹き出た方へと視線を向ければ林の奥に洞窟を発見し、こんなところがあったのかと草を掻き分けて私は進んでいった
そこは人が人工的に作った洞窟のようで奥には木製の扉がある
___なんの扉なんでしょう?
そう扉に触れようとした
【間もなく扉が開かれる】
触れる直前に知らない男の声が聞こえて手を引っ込めて辺りを見回した
すると男は後ろから私から離れてみていたようでその姿は薄汚れた衣に包まれ顔を伺うことができなかった
『……誰、ですか?』
【お前の待ち望んでいた時がくる】
『待ち望んでいた?何のことでしょうか?』
【予言の通り】
『予言?』
【今のお前は無知、無知では非力。
思い出せ…己が何者かを。
そして憎め、お前の最も憎む者の名前を…。
お前はこちら側の人間ではない……
……本来の目的を思い出せ】
そういって薄汚れた男は私の方へ手を伸ばし
グッと手のひらから拳へと握った
『っ……う"!?』
突如胸から黒いもやが涌き出たと同時に心を握りつぶされたように苦しい
怒り
憎しみ
恨み
妬み
様々な感情が涌き出て私は一気に感じる知らない感情に膝を折った
『何…これ、嫌だっ!やめて…ください!』
【忘れるな…お前は本来の姿にもどり、予言の使命を遂行する。先の未来我々と共にあることを…忘れるな
……_____、】
『っ!?』
そう言うとコートの男は手を降ろし黒い闇のゲートへと消えた