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【HQ】初恋は叶わない
第3章 さん
ようやく俺の気持ちに
ピリオドが打てるかもしれない。
君への気持ちを
諦められるかもしれない。
久しぶりに帰ってきた実家。
自分の部屋から見える
隣の家の向かいの部屋。
お互いに窓を開けて
遅くまで話し込んでは
親に怒られてたっけ。
俺は大学生で一人暮らしを始めて、
君も就職して家を出て、
俺たちは気持ちだけじゃなく、
物理的にも離れてしまった。
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