• テキストサイズ

【HQ】初恋は叶わない

第5章 ご



その日は久しぶりに会った

高校時代の部活のメンバーで

散々飲み明かした。










近いから、という理由で実家に帰ると

高校まで使っていた机の上に

手紙が1通置いてあった。










丁寧な字で

“ 赤葦京治 様 ”

って書いてある。










紛れもない、君の字。





小学校の時に交換していた

手紙より綺麗な、



中学校の時に一緒に書いた

日直日誌より大人な、



高校生の時に横目で見ていた

スコアブックと同じ、





俺の大好きな、君の字。




















封を開けると、

中には君の好きな桜の柄の便箋。





二つ折りのそれを、

そっと開いた。
/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp