第2章 姉上!!!!!
あの後、私たちは部屋に戻り準備を終わらせた。
沙月とは最近同じ部屋にしてもらった。
だってあの部屋は一人で嫌だった。
いつも一人で寂しかった。
沙「顔、怖いよ。なんか考えてた?」
楓「ううん。あの部屋を思い出したの」
沙月は心配した顔で私の隣に座った。
沙「もう、大丈夫だよ。
一人じゃないだろ、俺がいる」
そういって、手を繋がれた。
いきなりで驚き、顔が赤くなった。
いつもはしてこないし、女の子だもの私も。
沙「可愛いな、楓は」
そう言って沙月は離れた。
まだ手が温かい
なんだか心まで温かくなってドキドキしている
そうして、落ち着いた頃には夜になっていた。
沙「出発するぞ、楓」
楓「解ってるから」
歩き、姉上の待つ雑賀の門に行き、
出発した
さぁ、運命の物語は始まった・・・。