第8章 祈りと願いと 前編 (光秀×舞) R18
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「んっ、光秀さ…っ」
舞の頭の後ろを手で抑え、舌を絡めながら口内を犯す
角度を変える度に、何度もクチュッとした水音だけが静かな部屋に響いた
長い間、何度も口付けを交わした後、漸く離された唇からは舞の熱と甘い吐息が溢れた
「はぁ…っ。光秀さん…っ」
「これ以上煽ると、明日起きれなくなるぞ?」
くすくすと笑いながら顔を覗き込んでくる光秀
舞は耳まで真っ赤にしながら、光秀の首に両手を絡ませギュッと抱きついた
「………っ、舞…」
いつもなら怒りながら反論してくる舞だが、今日はいつもと様子が違っていて、光秀は驚き、目を見開いた
「光秀さん…っ、私…安土城で光秀さんの帰りを待ってます…。でも今日だけは…!このまま一緒にいたい…っ」
今まで我儘を全く言って来なかった舞の可愛いすぎる我儘は、光秀が理性を失うには充分すぎるほどの破壊力だった
「なら、望み通りにしてやろう…」
光秀は舞を抱き抱えると、そのまま奥の褥へと向かった
舞を布団に下ろし、足の間に膝をついた状態で自身の羽織を脱いでゆく
晒された白い肌は、綺麗な上に見た目よりずっとがっしりとしていて、見る度にドキドキしてしまう
光秀は、真っ赤な顔で見つめている舞を見て、ドクンと体温が上がってゆくのを感じながら、舞の首筋に舌を這わせ、チュ…っと強く吸い紅い華を咲かせた
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