第7章 あんたは全部、俺のもの (家康×舞)
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家康は部屋に戻ると、舞を褥へ下ろした
「脱いで。今すぐ」
「えっ、でも…っ」
「早くしないと俺が脱がせるようになるけど。どっちか今すぐに選んで」
「っ、自分で脱ぎます…っ」
慌てて帯を解き着物を脱ぐ
恥ずかしくなり俯いていると、家康の手が腰に触れた
「どんだけ強く打ったの…。真っ赤になってる。このままだとアザになりそうだな」
「っ、怪我を見るためだったの…っ?!」
「他に何を見るの。まさか、そーゆーの期待してた?」
「うっ…、それはその…っ」
「へぇ。やらしー」
家康の言葉にカァッと頬が熱くなり、舞は瞳を潤ませた
「ねぇ、舞。三成の前でもそんな顔をしてたけど…そういう無防備な顔を誰にでも見せるの禁止だから」
「家康…?」
「あんたが三成に押し倒されてるのを見たとき、心臓が止まるかと思った。あんたは可愛いって事、もっと自覚して」
家康は舞を真剣な眼差しで見つめた後、身体をきつく抱きしめた
心配してくれた事が、凄く嬉しいって思う
だけど、誤解はちゃんと解いて、三成くんにも謝らなくちゃ。
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