第6章 あの日の誓いは永遠に (謙信×舞) R18
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「け、謙信様?!」
舞はビックリした顔で謙信を見つめるが、謙信は殺気を放ち、佐助へ剣を真っ直ぐに向けていた
「佐助…覚悟は出来ているんだろうな…」
「待って下さい、謙信様。俺はただ…っ、くっ」
言い終えるより先に刀が振り下ろされ、すかさず自身の刀で受け止める
ギリッと交わった刀が少しずつ押され、堪らず膝をつき、息を吐いた
「話を聞いて下さい、謙信様!舞さんに、オニビシの採取に付き合ってもらっただけなんです…っ」
「それならお前一人で行けばいいだろう!舞をお前の好きに扱っていいと思っているのであれば、たとえ佐助であっても容赦はしない…」
怒りを宿した瞳は冷たく、佐助を見据えている
そんな2人の間に、焦った舞が割って入った
「やめてください、謙信様!佐助くんは悪くないんです!!私が連れて行ってとお願いしたんです…っ」
「何だと…っ、何故そのような事をした…!」
「そ、それは…っ、その…っ、今の私は謙信様に釣り合わないなって思ってて、その…っ」
「俺ではなく佐助がいいと言うのか?!」
「違いますっ!そうじゃなくて…っ!」
「なら何だ!ハッキリ言え!」
「っ、最近少し体重が増えた気がして、恥ずかしかったんですっ!!だから、頑張って痩せようと思って…っ」
「「な(え?!)……」」
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