第6章 あの日の誓いは永遠に (謙信×舞) R18
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舞が再び目覚めた時には、謙信の姿は部屋には無かった
少し寂しさを覚えながらも、身支度を整え部屋を出る
広間で朝餉を取った後、舞は約束通り門の所で待っていた
「遅いなぁ…佐助くん…」
なかなか来ない佐助に少し不安を感じ始めた頃
漸く現れた佐助は、いつもより疲れた顔をしていた
「遅くなってごめん」
「ううん。遅いからちょっと心配はしてたけど…。何かあったの?」
「ああ。今日の謙信様はいつになく機嫌が悪くて、逃げるのに時間がかかってしまったんだ。本当、ごめん」
「そう、だったんだね。お疲れ様です…」
「じゃあ、行こうか。今日はよろしく」
「ううん、こちらこそ!足引っ張らないように頑張るね!」
舞の太陽のような笑顔に癒された佐助は、舞と肩を並べ、笑顔で門を出て行った
その姿を高欄から見ていた人物がいたのも気付かないままーーーーー
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