第6章 あの日の誓いは永遠に (謙信×舞) R18
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翌日
部屋へ戻ると、舞は布団の中でまだぐっすりと眠っていた
近くへ腰を下ろし、寝顔をじっと見つめる
暫く眺めた後、優しく髪を撫でた
「ん…謙信様……?」
「ああ、起こしてしまったか?夜明けまでまだ時間がある。もう少し寝ていろ」
「はい…。今日は朝から出かけるので、もう少し眠りますね。謙信様…おやすみなさい」
「ああ………おやすみ」
ふわりと微笑み、舞が再び眠りにつくまで髪を撫でてやる
すぅすぅと寝息を立て眠りについた舞の姿にハァと小さな溜息をついた
直ぐにでも舞の全てを奪い尽くしたい程身体は熱を欲しているのに、その衝動を抑えなければならないとは。
「触れられる距離にお前がいるというのに…まるで生き地獄だな」
いや、地獄の方がまだマシかもしれん…
謙信はそんな事を思いながら、身体に燻る熱を搔き消すように再び酒を煽るのだった
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