第5章 守りたいもの 後編 (光秀×舞) R18
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「今日は、お前とゆっくり月見酒をと思っていたが…そんな顔で見つめられては抑えろという方が無理だな」
光秀は舞を抱き抱えると、自身の部屋へ向かい、奥の褥へ舞の身体を下ろした
そのまま、舞の着物の帯へと手を伸ばす
あまりの急展開に思考が追いつかず、舞は声を上擦らせた
「っ、光秀さん?!あ、あの…っ!!」
「このまま、俺に愛されろ」
「んん…っ」
帯を解かれ、露わになった肌へ優しく口付けられ、触れられた場所がじんじんと熱を持っていく
「はあ…んっ、み、つひでさ…っあっ」
首に、鎖骨に、肩に、腕に、何度も口付けられては、チュっと音を立て吸われる
甘い刺激が与えられる度に、身体がピクンと震え反応した
気づけば着物はすっかり取り去られ、一糸纏わぬ姿になっていて、羞恥心から光秀をジッと睨む
「私っ、ばっかり、恥ずかしい、です…っ、」
「ふっ、可愛い事を言う。なら、お前が脱がせろ」
「えっ…!?」
驚き目を見開いた舞に、光秀はにやりと意地悪な笑みを浮かべた
「どうした。お前が言いだしたんだろう?」
「っ、光秀さんて本当に意地悪ですね」
「意地悪されるの、好きだろう…?」
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