第3章 すれ違う想い (三成×舞) R18
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口籠もり、理由を言わないのは、肯定…だからなのですか?
胸が張り裂けそうだ。苦しくて、苦しくて、息が出来ないーーー
「もう、聞きたくありません…。貴女の声も、今は…聞きたくない….」
「待って!!三成君…っ!!」
舞の声から逃げるように、その場を後にした
戦術なら、いくらでも策は浮かぶのに
こういう場合の策は、どんなに考えても何も浮かんでこなかった
ただ、舞を誰にも渡したくないという想いだけが募り、焦る心
一生私の傍にいると言って下さったのに。
私を支えると言って、微笑んで下さったのにーーーー
私は何か、気に障る事をしてしまったのだろうか
考えて見ても、答えは浮かばなくて。
これ以上何も考えたくなくて急いで御殿へと戻ると、着替えもそこそこにして褥へと潜り込んだ
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