第17章 今日という特別な日に (光秀×舞) R18 誕生日SS
.
(何だか、いつもの光秀さんらしくないな…)
いつも余裕な表情で揶揄い、翻弄されてばかりの舞はいつもと違う光秀の様子に息を飲む
(どんな気持ちで話しているの…?)
光秀の心の内は、表情からは全くわからない
舞は光秀の瞳を見つめたまま、その身体を優しく抱き寄せると、柔らかな唇へ自身のそれを重ね合わせた
「っ、舞……」
「私には光秀さんしか見えてないです…。光秀さんが傍にいるだけで…私の心臓はこんなに忙しくしてるんですよ…?」
光秀の手を取り、自身の胸の上に持っていく
トクトクと早鐘を打つ心臓の音を感じながら光秀の顔をそっと覗き込むと、光秀はいつもの意地悪な笑みを浮かべていた
「まるで戦場を駆ける馬のようだな」
「はい。光秀さんに…どこまでもついていきます」
「ふっ…ならば、お前をずっと離さないでいよう」
優しい眼差しで見つめられ、舞はふわりと笑みを浮かべると、そのまま奪うように口付けられた
「み…つひでさ…っ…んん…っは…っ」
ジュル…クチュ…ッジュク…ッ…ハァ…ッ
絡められた舌が口内で暴れ回る度に、淫らな水音が室内に響き、甘い吐息が不規則に洩れる
全てを奪い尽くされてしまいそうなくらいに激しく貪られ、舞の唇からは銀色の雫が零れ落ちた
「っ、ハァ…ッ、ん…ふぁ…っあっ、んんっ」
息も上手く出来ず、どんどん乱されていく呼吸にじわりと涙を滲ませると、漸くチュ…っと儚い水音を残して光秀の唇が離される
「光秀さ…っ…はあっ、は…っ…はあ……っ」
「このぐらいで、根をあげてどうする。俺はまだこのぐらいでは全然足りないが…?」
舞の着物の上をスーッと光秀の指先が滑り、柔らかな膨らみを撫でられ、ビクンと身体が跳ねる
そのまま帯を解かれ、露わになった肌へ光秀の唇が触れた瞬間、舞は堪らずに身を捩った
「や…っ…ああ……っ!!」
チュッ……チュ……ッ…チュッ………
敏感な部分を吸われる度に、全身に快楽が駆け巡り、身体中がどんどん熱くなっていく
少しずつ下へと降りてきた光秀の唇は、気付けばお腹の辺りまで来ていて思わず足を閉じそうになるが、逆に足をグイッと左右に開かれ、ぐっしょりと濡れている場所へ舌が這わされた
.