第11章 抗えない運命 (家康×舞) R18 アンケ1位祝SS
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「っ、家康……?!」
「ねぇ、ワザとなの?そういう事して、俺を煽って…」
今にも泣きそうな顔で見つめてくる舞を見てると、心が騒ついて、あんたの事がどうしようもなく欲しいと思ってしまう
「嫌だったら言って……」
「えっ……んっ……」
舞の瞳をじっと見つめた後、ゆっくりと唇を重ねる
そのまま台の上に押し倒し隙間から舌を入れ絡ませると、舞の頬は赤く色づき、瞳は涙で滲んでいた
「家康…、待って…っ。どうしてこんな事…っ」
「あんたがいつもそうやって無防備だからでしょ。こんな風に簡単に俺に唇を許して…いい加減自覚しなよ」
(違う。そんな事が言いたいんじゃない…)
あんたのすべてが欲しいからだって言いたいのに、口をついて出たのは天邪鬼な言葉ばかり
素直になれない自分に嫌気がさして溜息をもらすと、舞は家康の体を抱き寄せた
「家康だからだよ…っ!家康が好きだから…っ」
涙をぽろぽろと零し自らの想いを訴えてくる舞の姿に、家康は驚いて目を見開く
舞はそのまま家康の頬を両手で包み、唇を重ね合わせた
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