君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第9章 怪我
あの事件は解決したがヒル魔には1つ気掛かりな事があった。
怪我の原因は調べてから分かったのだが部員の誰かにもましてや彼にも言えなかったのはきっと彼女がタイミングを逃してしまったからだと思う。
それにこれからその話をしようとしたところであの一件。
まぁ、それはいい。
それよりも賊学戦前で二人きりになった時、どうして本当の事を言ってくれなかったのか。
さっきは頭を撫でたが、まだヒル魔はそのことを怒っていた。
家に着いて彼女を家に招き入れると彼は鍵を掛ける。
リビングルームで波音を座らせるとヒル魔は先程の写真を取り出す。
「この事はこれから話そうと思ってたんだ。」
階段から南に突き落とされた瞬間の波音。
右腕を抑えている写真。
そしてその右腕を引っ張られて脱臼した写真。
解決した今、包み隠さず正直に話した。