君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第7章 泳ぎ舞う蝶
栗田「結果、圧倒的に波音ちゃんのクラスが優勝してね、優勝賞品の唐揚げ1年分はそのクラスに取られちゃったよ…。」
セナ「そんなに凄い人だったんだ…。」
モン太「でも微妙な景品っすね…。」
栗田「で、でも!僕のクラスは罰ゲームは間逃れたし良かったよね!」
ムサシ「まぁな。最下位のチームは可哀想だった。」
チラッとムサシと栗田はヒル魔を見た。
悪魔はシュガーレスガムを噛んではシューッ、と風船を作りながらパソコンをひたすら見ていた。
モン太「で、その後って結局波音さんって全国大会いったんすよね!?」
栗田「うん!しかも本当に1.2位を争う強さだったんだ!それで付けられ名があってね、"泳ぎ舞う蝶"だって!。」
セナ「"泳ぎ舞う蝶"…。本当に凄いや!でもそんな人がなんで泥門高校に来たんだろう?」
栗田「確かに…あっさりと泥門高校に転入しちゃったけど…。」
ムサシ「変な時期に戻るなんて妙な気はするが…でもアメフト部にあいつがいれば優秀なマネが2人になるから助かるけどよ。」
そんな話をしていると銃声が鳴り響く。
ヒル魔「てめぇら、いつまでもくだらねぇ話する暇あったら関東大会に向けてさっさと練習しやがれ!!」
「「ひええええ!!」」
いつもより怖さを増したヒル魔を見てムサシ以外は全員部室から出ていった。