君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第6章 ☆学園祭の裏側
心で思ったことがそのまま声に出てしまった波音。
「…ほう。煽ってくれるじゃねぇか。」
ならお望み通りに。と腰を強く打ち付けた。
より感度のいい声が聞こえてくる。
最初は初々しかった反応が段々厭らしい反応へと変わりヒル魔は御満悦だった。
波音の右手は彼の左手を強く握った。
ヒル魔も無意識に強く握り返す。
「妖ちゃん、好き。」
その一言に悪魔は背筋が震えた。
「…ふざけんな。」
そんなに煽ったら俺が持たねぇ。
更に律動は速くなり波音もヒル魔もお互い限界だった。
2人に絶頂が上り詰めている中、ヒル魔は彼女の首筋に顔を埋めて噛み付く。
「痛ぁ!」
口を離すと、噛み跡からうっすらと血が垂れる。
いつの間にか彼女は涙を流していた。
そんな波音に彼は囁く。
「俺も波音のことが好きだ。」
そのまま2人は熱いキスを交わす。
息も出来ない口付けを交わしながら2人は白い光に包まれていった。