君との距離は3yard 【アイシールド21長編R18物語】
第2章 100%の努力
栗田「わーい!波音ちゃん!アメフトのマネージャーやるんだ!おめでとう!」
「えっと…ありがと?」
なんで自分が入るだけで祝う事になったのか分からない状況の中、とりあえず全員に挨拶する事になった。
「諸々の諸事情により…泥門高校に来ることになった2年の鏡波音です。こんな性格だけどよろしく。」
第一印象は大切である。礼儀正しく行かないとな。
セナ「鏡さん、よろしくお願いします!」
「あっ、あたし、年下にもなるべく名前で呼ばれたい人だから波音でいいよ。」
モン太「うっす!じゃあ、波音さん、よろしくっす!」
アイシールド21…いや、セナくんとモン太くんが挨拶する。
一つ年下なのに凄く可愛く感じるのはこういう後輩がいなかったからだろう。そもそも前の高校は女子校だったから…勿論可愛い女の子もいたけど…怖い人ばかりだったな。…まぁ、私も怖がられてたうちの一人ではあったけどね。
「まもりさんはきっと優しかったと思うけど、私は逆に厳しくいこうと思うからそのつもりで。…まぁ、厳しくって言ってもヒル魔みたいな悪魔じゃねぇけど。」
そんな一言を述べながらも私は笑った。
ドブロク「鏡。久しぶりだな。」
「さ、酒奇先生!」
ドブロク「その呼び名だとみんな困惑するから、ドブロクでいいぞ。」
久々すぎる再会に思わず握手を交わしてしまった。
「生きてたんですね!死んだかと思ってましたよ!」
ドブロク「おめぇ、ひでぇ事言いやがるな…。」
「冗談ですよ!相変わらずでなりよりです!」
ドブロク「鏡も…性格は変わって無さそうだな。ま、マネージャーとして宜しく頼むぞ。」
「はい!ビシバシやってやりますよ!」
3人の成長とクリスマスボウルまでの道程を見られる折角の大チャンス。気を取り直して頑張る決心をするのだった。