第10章 第10話
潤「…ん…」
目を覚ますと辺りは明るくなっていた
潤「…翔…?」
部屋を見回すと翔の姿はなく、ベッドも温もりがなかったから翔がいなくなってかなり時間が経っているようだった
俺は急ぎ衣服を着て寝室を飛び出しキッチンに向かった
すると…
翔「あ、潤おはよう」
潤「翔…」
翔が何時ものように朝食の準備をしていた
翔「お腹空いただろ?ちょっと簡単になったけど朝食作ったから…」
潤「…何で何も言わないんだよ」
翔「…え?」
何時もと変わらない翔の態度に、思わず俺は声を張り上げていた
潤「俺はお前の事無理矢理抱いたんだぞ!謂わば強姦したんだ!なのに何で俺の事罵らないんだよ!」
翔「…責めて欲しいのか?」
潤「えっ…」
その時俺の事を見つめる翔の目は赤く腫れていた