第8章 第8話
雅「おっ!これ旨い!」
翔「本当?良かったー。まだあるから沢山食べて」
雅紀は翔の作った料理を本当に美味しそうに食べていた
2ヶ月前…
突然翔が「やりたい事が見つかった」と言っていたから何がしたいのか聞いたら…
翔『俺料理を習いたい!』
…って言っていた
その言葉通り、翌日からほぼ毎日あちこちの料理教室に出向いて勉強していた
そのかいあって、翔の腕前はかなり上達して今では殆ど失敗は無くなっていた
…あの毎日両手を傷だらけにしていた翔が懐かしいんだけどな…
翔「潤、どうかした?もしかして…美味しくない?」
俺が考え込んでいた事で、もしかしてしかめ面してたのかな?
翔が気にして声をかけてきた
潤「あっごめん!大丈夫旨いよ」
俺がそう言うと翔は嬉しそうに微笑んでいた