第6章 第6話
人数分のコーヒーを用意してリビングに戻ると突然雅紀が
雅「あれ?そう言えば潤、何か荷物増えてるね。誰かいるの?」
翔「あ、ごめん…ちょっと事情があって俺が…」
雅「へ?翔くんが?潤ホント?」
潤「ああ…まあな」
雅「ふーん…」
…何だよお前…そのつまらなそうな顔は…
和「あのさ、こっちの用事済ませて良い?」
翔「あっ、ごめん。何?」
和「櫻井くんさ、芸能界に興味ある?」
翔「…へ?」
…興味も何も翔は一応芸能人だけどな…
雅「どしたの?突然」
智「実は俺達の事務所の職員が、あの居酒屋で櫻井くんを見かけたらしいんだ」
和「で社長に『良い子がいる』って言ってたから、とりあえずどんな人か俺と大野さんで見にきたってわけ」
いわゆるスカウトって事か…
まさか別世界でスカウトされると思わなかったのか、翔は唖然とした顔をしていた