第15章 第15話
潤「けど、俺も当時はガキでさ…そんな雅紀の事煩わしく思ってて極力避けてたんだ…そんな時、ちょっとあって…」
翔「…何が?」
潤「…中坊が幅を利かせてるって目をつけられて…近隣の高校生が数人絡んできたんだ」
…え…まさか潤1人に対して…じゃあ…?
翔「まさかその時雅紀に何か?」
潤「…俺を助けようとしてナイフ持ってた奴に背中を切りつけられたんだ…今でもその時の傷痕がハッキリ残ってる…」
それで雅紀は肌を隠してるんだ…
潤「傷口が結構深くて一時期危なかったんだ…3日間意識もなくて…で、雅紀が目を覚めた時俺謝ったんだけど、アイツ何て言ったと思う?」
翔「何てって…」
潤「『弟を助けただけだから』ってさ」
…え?弟?