第15章 第15話
翔「何かあったのか?」
潤「…俺のせいなんだ…雅紀が脱がないの…」
翔「え?」
何で雅紀が脱いでないのが潤の…?
潤「雅紀から聞いただろ?俺の昔の事…」
翔「あ、うん…中学くらいから荒れてたっていうのは…」
潤「親も見放してたって言ってただろ?」
潤の言葉に俺は無言で頷いた
すると潤は少し寂しそうな顔をして
潤「親だけじゃない…学校ももう早く自主退学してくれって空気見え見えでさ…その事で余計俺は荒れて…でも雅紀は違ったんだ」
翔「雅紀が?」
潤「うん…雅紀だけは親身になってくれて、毎日様子を見に家に来てくれたし、学校にも俺が出席するように説得するから退学にはさせないでくれって掛け合ってくれたりしたんだ…」
そんな所は俺の世界の雅紀と同じだな…
誰にでも優しくて本当にお人好しで…