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僕のヒーロー

第2章 大人になって①



1時間後、明日の飲み会についてが固まってきた。

参加人数は17人と、前日の呼びかけにしては結構集まったんじゃないかと思う。

不参加はスタンプから見るに、青山くん、口田くん、葉隠ちゃん

三人とも出張らしい。
口田くんと葉隠ちゃんはともかく、青山くんって一体何をしているのかと時たま疑問に思う。



飲み会の会場はウルトラという飲み屋らしい、
切島がチャチャっと店と店の場所、時間、などを手際よくグループに貼り付ける。


なんともまあオールマイトにかけた名前の店が増えたなあと思いつつ、マップを開く。

ウルトラ、ショッピングモールの近くのところにあるんや…
6時からなら、せっかくやし少し早めに出て買い物でもしようかな

明日の電車を調べスクリーンショットを保存する

先ほどまでの眠気はどこへやら、布団からムクッと起き上がって明日きていく服をルンルンで探しに行く。


みんなに久しぶりに会える!!
いろんな話がしたい、どんな仕事してるのか、休みの日に何をしてるのか、そもそも休みがあるのか、彼氏や彼女はできたのか!!

明日のことを考えると自然と笑みがこぼれる。





[君、彼(緑谷)のこと好きなの?]





ふと、戦闘訓練中に青山言われた何気ない言葉を思い出す。




「デクくんのことを?」





お茶子はアタマをブンブンと振り回しながら、そんなことあらへん、あらへん、と自分に言い聞かせた。

明日、青山くんが来んくてほんと良かった、と思いながら。


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