第13章 【路地裏企画】路地裏アンアンin轟焦凍
浴衣を着つけ直した私達は路地裏から表通りへ出た。
『あ!』
「どうした?」
『さっきナンパ男達振り切るのに必死で、焦凍がくれたぬいぐるみ投げ捨ててきちゃった…ごめんなさい』
「……俺もすぐ助けてやれなくて悪かった。一緒に探そう」
『……うん』
小さな猫のぬいぐるみを人通りが多い表通りで探すのは意外と骨の折れる作業で、私達は小1時間ぬいぐるみを探し続けた。
『あった!』
通りの隅の方に追いやられていたぬいぐるみは砂埃に汚れ、少し黒ずんでいた
『あー…随分汚れちゃった。早く洗ってあげないと』
「そのぬいぐるみ風呂入る時に持ってって洗うのか?」
『うん、そうだけど?』
「ぬいぐるみと風呂入るくらいなら俺と
『却下。』
「なんでだ?」
『絶対普通にお風呂はいるだけじゃ終わらないから!』
「じゃあせめて使用済みのパンツ一枚くれ」
『なんでそうなるの?』
ヒュルルルル………ドォォォオン!
大きな音ともに空が少しだけ明るくなった。
『わぁぁ…花火!綺麗…』
空を彩る無数の花火が上がる。
「綺麗だな」
『うん!』
「でも、さっき路地裏で青姦してた時の楓の顔の綺麗さには負ける」
『……恥ずかしいこと思い出させないでっ//////』
「恥ずかしいのか?本当の事なのにな、今度はどこでヤる?」
『もう外は嫌!!』
END