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歪な夢のカケラ【ヒロアカ裏メインの短編集】

第30章 破廉恥な落とし物【爆豪派閥/ギャグ】



同じクラスの女子のか?

こんなエロいの付けてる女子…誰だよ…!

誰のか分からねぇけど、洗濯済み…だな
そうだ!柔軟剤の臭いで誰のか分かるかも知れねぇ!

……なんか俺羽田から見たら変態っぽい?けどこれも誰のか特定する為だ!

下心とかねぇけど…下心とか……いや!

下心しかねぇけどちょっとにおい嗅いでみっかな♡

俺は周りを勢いよく見渡す。

さらに見渡す!

誰もいないのを確認して、いざにおいを嗅ごうとブラジャーを口元へ持ってきた瞬間…

「おい、上鳴!何してんだ?」

後ろから聞こえた切島の声にビクゥっ!と反応する。

恐る恐る振り返ると後ろには洗濯カゴを持った切島、爆豪、瀬呂がいた。

サッと持ってたブラを後ろ手に隠す。

「な、なんだ〜お前らか!
……女子かと思ってびっくりしたじゃねぇか(ボソッ」

「ん?なんか言ったか?」

「な、な、何でもねぇよ!瀬呂っ!!そ、それよりお前ら!せ、せ、せ、洗濯しにきたんだろ!?
お、俺今洗濯機回すからお前らのも一緒にやっといてやるよぉ〜!」

「お!良いのか?悪いな〜上鳴」

「サンキュー!」

切島と瀬呂は自分たちの洗濯カゴを俺の前に置いて頼んだ!と言って背を向けたが、爆豪は洗濯カゴを持ったままジッと俺の足元に視線を向けて仏頂面で黙っていた。

「おい、それもお前が洗濯するのか?」

そう言って爆豪は俺の足の間を指差した。

「ヘァ?」

爆豪の指差す先に視線を落とした

「…!?」

後ろ手に隠したはずのブラジャーがプラーンと足の間から見えていた。俺の方を振り返ってブラジャーを見た瀬呂と切島は

「うぁあ…上鳴お前そんな趣味が……」

「そうなのか?上鳴!…漢らしくねぇっ!」

と大声を出す。

俺はそれをしーっ!しーっ!と言って静める。

「ち、違っ…!こ、これは、その…」

「訳があんならハッキリ話せや」

爆豪かゴミを見るような目で俺を見て、呆れたような声色でそう呟く。

「うぅ…実は……」

俺はこのブラジャーを拾った経緯をみんなに話した。
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