第21章 もしも願いが叶うなら…【轟焦凍/切甘裏夢】
『……全部、本当なんだよね?信じるしか…無いんだよね?』
溢れた涙は止め処なく流れ続けてジャンバースカートにシミを作る。
『私、焦凍とまた水族館に行く事もお蕎麦屋さんに食べに行く事もできないっ…また今度なんて私にはもう無かったんだ…
私っ、もっと焦凍といろんなところ遊びに行ったりキスもしたかったし抱いてもらいたかった…焦凍のお嫁さんになりたかった…なのにっもう……』
その場に崩れ落ちるように膝をつく楓を放って置けなくて力いっぱい抱きしめた。
「まだ時間はある。今から遊びに行くほどの時間はねぇけど…キスしたり抱いたりする時間はある。俺に楓を抱かせてくれ。
最期まで俺は楓のそばにいるから…」
『焦凍っ…ありがとう』
俺は楓を病院のベットに寝かせてお互いに服を脱がせて、両胸を揉みしだきながらねっとりと舌を絡めて離さないねちっこいキスを繰り返す。
『っ…ァ、はぁ…んっ…////』
「はぁんっ…っ…」
そして、楓の蜜壺に指を入れてバラバラに掻き乱す
クチッ…ヌチュ…グチュ…
いやらしい音が聞こえてきて指に愛液がまとわりつく
『…んぁ、っ…んんっ…ひぅ////』
「楓…好きだっ…////」
『…っ、ひぁ…ぁあっ…焦凍ォ…好きっ/////』
どちらともなくキスをして楓は俺の頭に手を回し、髪の毛に指を通す。
「っ…楓、挿入れたい…!」
『ァ、んはっ…キてぇ、焦凍っ…』
楓は両足を開いて俺の背中に手を回す。
俺は硬くそりたっている陰茎を楓の蜜壺に当ててグッと腰を動かす。
『ひっ、んぅ…あっァあ!』
「くっ、んはぁ…狭ぇ…」
楓の狭い蜜壺からははじめての証である鮮血が滴る
「…ッァ、くぅ…楓はじめてなのか?」
楓は顔を真っ赤にして横を向いて頷く。
最初の頭撫でたりハグしたりした時の初々しい反応からなんとなく察しはついていたけど、本当に処女だったとは思ってなくて俺が楓の最初で最期の男になれた事が嬉しかった。
『…ごめんね、この歳の処女とか面倒くさいよね』
両手で自分の顔を隠す楓の手首を掴んで顔の横に退かして軽く口付けをする。
「…そんな事ねぇ」