第3章 快楽の悪夢2【上鳴電気/裏】
私がクラスの男子で夢小説を書いてることが上鳴くんにバレて
上鳴くんの性奴隷?になってから今日で3日……
あれ以来彼は私に何もしてこない…
それどころか話しかけもしない
この状況が不気味すぎて、口が軽そうな彼への警戒心が高まる
ここ最近上鳴くんを警戒し過ぎて見かけるたびにずっと目で追っていたせいか
梅雨ちゃんにお昼にこんなことを言われた…
梅雨「楓ちゃんって上鳴ちゃんのことが好きなの?」
『えっ!?いや、ないないない!絶対ない!!』
梅雨「そう?なんかずっと上鳴ちゃんのこと見てるからもしかしてって思ったのだけど…」
『………誰があんなゲス好きになるもんですか(ボソッ』
梅雨「……ゲス?」
『へっ?あ、こっちの話〜』
ヘラっと笑って誤魔化したら梅雨ちゃんもそれ以上何も言わないでいてくれた
そして今、ヒーロー基礎学では個性を使わず行う一対一の対人戦闘訓練が行われていた
制限時間は10分
場所は訓練場γで戦い、観戦者は別室モニターで観戦
捕縛テープを巻かれるか参ったと言わせれば勝ち
戦う相手は相澤先生がランダムに決めた相手だが…
私の相手は運悪く上鳴電気だった
今一番気になってる相手だ(恋愛的な意味でなく、私の秘密を口外してないかどうかという意味で!)
気になって気になって戦闘どころではない!
けれどそんな私の気持ちを無視して時間は無情に過ぎていく
そしてついに、私と上鳴くんが戦う第6戦目がスタートした