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【名探偵コナン】ハニトラには引っかからない!

第3章 three!




「楽しそうじゃん、混ぜてよ。」
「……これのどこが楽しそうなんですか〜!!」


 今日の授業は爆弾の処理の仕方とかを学んだ。だけど(爆発をしない物だけども)焦りが体に出てしまい、爆発をさせてしまった。タイムアップである。
教官からは「首都の中心地で爆発させたな。」と馬鹿にされたように言われて凄く悔しくて放課後ノートや教科書を見返しながら処理をしていた。

というか、教官達は私のこと弄り過ぎだと思うのだけどもそれは気にしないことにする。


 練習で何度やっても爆発させる私を見たのか、笑い声が聞こえてきて横を見ると松田さん達がいた。
主に松田さんが笑っていて、私の中では敵と見出している。



「何故松田さんと萩原さんがいるんですか?」
「あー、こいつの忘れ物。」

 松田さんが指した方は萩原さんだった。机の中から携帯が出来て納得をする。そして、何故か松田さんが席の前の椅子に座りじっと見ていて緊張が止まらない。え、今度は何?何かあるの?



「……もしかして、教えてくれるのですか?」
「おー。」


 確か、萩原さんと松田さんって処理が上手だ。教官にも褒められていたし、クラスの中でも素早くさばいていた。何だか私の運って凄いな、零くんにも教えて貰えるし松田さんにも教えて貰えるし。

 それからというもの、軽く考えていた私が馬鹿だった。
零くんよりも断然的に厳しい松田さん。それでも分かりやすいっちゃ分かりやすい。


「ほら、もっと早く手を動かせ。」
「は、はい!!」


 コードが見えてきて、どこの色を切るのかは何度もやってきたので分かる。それをゆっくりと慎重に切るとタイマーが止まってピッーという音と共に数字の表示が消えていく。萩原さんと松田さんの顔を見ると萩原さんは笑ってくれて、松田さんは何だか呆れたような顔をしているけれど微笑んでくれているようにも思えた。



「……成功?」
「あぁ、おめでっとさん。」

「やったぁぁ!!!」


 松田さんと萩原さんでハイタッチをしているとドアが開く音が聞こえてきた。そこをみると零くんと景光くんがいて何だか教科書みたいなのを持っていた。
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