第40章 なかぬなら・・・(3人ED)
忍「の・・・信長様・・・
秀吉さ・・・
家康ぅ・・・たすけ・・・て・・・」
忍は潤んだ瞳で彼らを見る。
信長「とこいつもこう言っておる。
いつまでもこのままの方が
こいつにとっては辛かろう。
俺は別に俺一人で、
こいつと楽しんでもよいのだが、
せっかくだ。
秀吉、家康。貴様らも付き合え。
男三人で愛してやる方が、
こやつもはやく楽になるであろう」
信長は秀吉と家康を見ながら、
再度そんなことを告げる。
秀吉と家康はそんな信長と、
熱に浮かされる忍を交互に見つめ、
ごくりと唾を飲み込んだ。
二人の頭には、
天主から出ていくという選択肢など、
すでになかった。