第40章 なかぬなら・・・(3人ED)
信長「さて大丈夫だったか?忍」
忍「は・・・はい」
家康「・・・大丈夫じゃないね」
秀吉「こら女の子がこんなところで、
そんなものを出すな」
秀吉と家康が顔をしかめながら、
忍の胸元を必死に隠す。
忍「んぅ・・・」
安心したからか、
信頼する彼らに触られたからか、
忍の口から甘い声があがった。
忍「・・・っ(そうだ私・・・)」
忍はこうなるに、
至った原因を思い出していた。
あのお茶に何か入れられていたのだと・・・
信長「おい、どうした?」
秀吉「お前・・・」
家康「あんたまさか・・・」
三人も忍の様子が、
おかしいことに気づく。
忍「すいません・・・私・・・」
家康「いい。何も言わなくて」
秀吉「信長様・・・忍を急ぎ、
安土城に連れ帰った方がよいかと」
信長「そうだな。忍歩けるか?」
忍「(こくん)」
忍は途中ふらふらになりながら、
三人の男に支えられながら、
安土城に帰るのだった。