第39章 なかぬなら・・・(家康ED)
忍「あの・・・その・・・
文を届けに行って・・・」
家康「うん」
忍「それで返事を・・・
待っているように言われて・・・」
家康「・・・うん」
忍「それで・・・その・・・
お茶を・・・出されて・・・」
家康「で?そのお茶飲んだんだ」
忍「(こくん)」
家康「あきれた。不用心すぎ。
でそのお茶飲んで、
そうなったんでしょ?」
忍「家康なんでわかるの!?」
家康「当たりか・・・」
家康は後頭部をかきながらため息をつく。
家康「忍」
忍「家康は・・・これが何か分かるの?」
家康「まあね」
忍「家康・・・
これ大丈夫なの・・・かな・・・」
忍は不安そうな顔で家康を見る。
家康「大丈夫かもしれないし、
大丈夫じゃないかもしれない」
忍「・・・っ」
家康「楽になる方法がないわけじゃない」
忍「何!?教えて家康」
家康「男と寝ることだよ」
忍「え・・・?」
家康「え?じゃない。
寝ると言っても睡眠の方じゃない。
分かりやすく言えば夜伽をしろってこと」
忍「な・・・な・・・なんで・・・」
家康「なんでってあんたが、
媚薬なんて口にするからでしょ」
家康はあきれながらそう返す。