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イケメン戦国短編集

第39章 なかぬなら・・・(家康ED)


忍「媚薬!?」
家康「何驚いてんの。
   あの男がお茶に仕込んだの、
   たぶんそういう類の薬だよ。
   あの男がどういうつもりかしらないけど、
   お茶に仕込んでたってことは、
   あんたを本気で、
   手籠めにする気だったってこと」
家康は忍に残酷な事実を突きつける。

忍「そんな・・・」
家康「まあそういうわけだから、
   好きな男がいるなら、
   その男に抱いてもらえばいい。
   信長様でも、秀吉さんでも・・・
   政宗さんでも、光秀さんでも・・・
   この際三成あたりでもね・・・
   まあ薬を不用意に口にしたこと、
   怒られる覚悟でだけど・・・」
忍「・・・・・・っ」

家康「まあ恋仲の男がいないってんなら、
   俺があんたと秘密を共有しても、
   別にかまわないんだけど?」
忍の頬をつかむと、
家康は耳元でそう囁いた。

忍に意中の男がいないことは、
家康も周知のことだ。
そして忍を意中の女としてみる男が、
彼女に媚薬を盛った男だけでないことも・・・
だって家康も同じだったのだから。
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