• テキストサイズ

イケメン戦国短編集

第34章 狐と蛇(明智光秀)


光秀「いたずら・・・俺か」
忍「そうよ」
願い事をいたずら扱いされたことに、
思わず光秀は笑う。

忍「笑わない。迷惑行為よ」
光秀「これはすまない。
   次は娘の特徴も、
   きちんと書くことにしよう」

忍「いやまた来られても、
    困るからやめなさい。
    大体あんたほどの男が、
    会いたい娘って誰よ?」
光秀「一夜の逢瀬で会った娘だ。
   俺と会い、身体をつなげて突然消えた。
   白くて美しい変わった娘だ」

忍「・・・その人とはもう会えない。
    諦めなさい」
光秀「なぜだ?こうして会いに来てくれたのにか?」
忍「住んでいる世界が違うのよ。
    神様に近づきすぎて、
    その身を破滅させる前に、
    このことは忘れなさい」

忍は光秀に向ってそう言い放った。
そしてそのまま娘は、
またふわりと消えていた。
光秀「住んでいる世界が違う・・・か・・・」
光秀は絵馬を握りしめていた。
/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp