第34章 狐と蛇(明智光秀)
忍「はーい。白狐君、久しぶりー」
その夜光秀の閨に突然その娘は現れた。
光秀「お前・・・生きていたのか」
第一声はそれだった。
忍「一言目がそれ?
まあ簡単に死なない」
そういう忍の首には、
一枚の絵馬がかかっていた。
光秀「!!お前それ」
忍「ああこれ?どっかの変人が、
いたずらしたから持ってきたのよ」
光秀「いたずら?」
忍「そういたずら、
娘に会いたいって、
そんな願い書かれても、
どの娘かわかんないわよ。
神様舐めてんの!?
人んちにまで押しかけてくんじゃないわよ、
バカ狐!!」
忍はそういうと光秀に絵馬を投げつけた。
絵馬には光秀の字が書かれていた。