第32章 いたずら娘の代償(石田三成)
さらに別の日忍はまた三成の部屋を訪れた。
忍「今日はいつも頑張っている三成君に、
お菓子作ってみたんだよね。
でも五百年前だと、
こういうの作るのも、
一苦労なんだなぁ・・・」
三成は今日も読書をしている。
忍「うーん・・・本取り上げるのを忍びないし、
秀吉さんに聞いたあの方法試すかな」
忍はそういうと三成の口元に、
作ってきたものを持っていく。
三成は本を読んだまま、それを咀嚼しはじめた。
忍「わ・。・本当に食べるんだ・・・
なんだか餌付けしているみたい」
一通りお菓子を与えると、
忍は満足して部屋を後にした。
三成「・・・?なんか口の中が甘くて、
そして幸せな気分です・・・」