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イケメン戦国短編集

第31章 女城主の決断(二匹の龍編)


謙信「牢の中でやる趣味はないのだが」
政宗「俺もねえよ。ってかせめてもう少し広くねえと、
   好きに動けねえだろ」
謙信「どこでも変わらぬぞ。ここでは」
仮の住まいであるため、部屋はどこも小さく、
男二人が暴れまわるには狭かったのだ。
政宗「外連れ出すか?初めてが野外というのは、
   こいつにはかわいそうだと思うが」
謙信「男二人に素肌をさらしている時点で、
   なにも変わらんだろう」
政宗と謙信は目配せすると、
二人そろって自身の外套(?)を忍にかけていた。
忍「え・・・」
謙信「お前を一度外に出す」
政宗「外のやつらにその肌、
   見せたくないならおとなしくしておけ」
そういうや否や忍が抵抗するより先に、
政宗と謙信はそれぞれ両手と両足をつかむと、
忍の身体を牢屋から引きずり出していた。
支城の外の誰もいない野の上に、
忍の身体を下す。
身体の上を覆っていた二枚の布の上に、
今度は四肢を伸ばした状態で、
忍は素肌を、
空気にさらすように乗せられていた。
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