第29章 女城主の決断(政宗編)
政宗「おう・・・これで本当に夫婦だな」
忍「そ・・・ですね」
政宗「ということはいいんだよな?」
忍「何を・・・」
政宗「初夜に決まってんだろ?もう待てないぞ」
忍「う・・・は・・・はい」
政宗はにやりと笑いながら、
忍に問う。
忍は頬を桃色に染めながら、
緊張した面持ちで頷く。
政宗「そう緊張しなくてもお前は俺に委ねてればいい。
さすがに初めての女を無茶苦茶にはしねえよ」
忍「初めて・・・?」
政宗「んだよ。生娘じゃねーのか?
誰かとこういうの経験済みか?」
忍「は・・・初めてだけど」
政宗「だろうな。
まあお前の最初の相手が俺で安心したぜ。
誰かと経験済みだったら、
そいつを斬り捨てるところだった」
忍「・・・面倒かけるかもしれないのに?」
政宗「はっ・・・俺の子を産んでもらうのに比べたら、
こんなの面倒でもなんでもねえよ。
言っておくが大変なのはお前の方だからな?」
政宗は鼻で笑いながら言い放つと、
忍の着物を脱がしていく。
忍「・・・っ」
政宗「・・・っ」
忍が一糸まとわぬ姿になった瞬間、
忍は政宗に素肌を見られる恥ずかしさに、
政宗は愛しい女の裸にそれぞれ息をのむ。