第27章 女城主の決断(信玄ほか編)
謙信「信玄。退屈だ、付き合え」
謙信が姫鶴一文字を抜刀して現れた。
謙信「なんだ。取り込み中か」
忍と信玄のつながる様子を、
みた謙信は眉をひそめる。
信玄「謙信。お前も無粋だなー。まあいいか。
姫―悪いな。邪魔が入った」
恥ずかしいのだろう、
信玄の言葉に忍は、
信玄の胸板に顔を押し付け、隠していた。
信玄「姫、今日はどうしようか?
このまま二人に、
見てもらいながら俺ので果てるか、
二人のも咥えたいかどうする?
まあ二人が黙って、
この部屋を出るのでもいいが・・・」
忍は信玄の胸板に、
顔を押し付けたまま首を横に振る。
信玄「二人はどうしたい?」
信玄は楽しそうに二人に話をふる。
幸村「そんなの」
謙信「決まっておろう」
二人は自分の袴に手をかけていた。
謙信は姫鶴一文字をおさめるのも忘れない。
二人分のしゅるりという布の擦れる音が部屋に響く。