• テキストサイズ

イケメン戦国短編集

第27章 女城主の決断(信玄ほか編)


信玄「君が悪いわけじゃない。
   あの戦狂いは先代との、
   斬りあいを楽しんでいたからな。
   君とそうはならなくてつまらないと言っていた」
忍「私では謙信殿の相手はつとまらないですよ」
信玄「だろうな。俺から見ても君が手練れには見えない。
   で、本題だ。本物の当主様はどうした?」
笑みを浮かべていた信玄だったが、
ふいに笑みを消し、
忍にそう問いかける。
忍「!?どういうこと・・・ですか?」
信玄「先代の子は息子と聞いているが、
   君は女の子だろ?」
信玄の言葉に忍は、
ただただ目を見開き驚くだけだった。
忍「・・・気づいていたんですか」
信玄「俺が女の子に気づかないと、
   そう思っていたなら心外だな」
忍「さすが甲斐の虎は誤魔化せないか・・・
     言っておきますけど性別は偽っていますが、
     当主は偽ってないですよ」
忍はため息をつきながらそう答えた。
/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp