第27章 女城主の決断(信玄ほか編)
信玄「(三ツ者に調べさせたが、
新しい当主は謎が多すぎる。
その当主様を拝めるいい機会だ。ん?)」
忍「・・・」
家臣1「これは、これは信玄様。
お待たせいたしまして・・・」
信玄「あんたが××国の当主様か?」
家臣1「いえいえ、当主は、
こちらの忍様でございます」
忍「どうも初めまして」
信玄「ああ初めまして(当主、この子が・・・?)」
信玄は怪訝そうな顔をする。
信玄「広間に案内しよう」
だがすぐにいつもの笑顔になり、
忍を広間に案内する。
信玄「わざわざ来てくれてすまないな」
忍「いえ、ところで謙信殿は?」
信玄「あいつなら来ない。
君と話し合いはしたくないそうだ」
忍「そう・・・ですか・・・」
信玄の言葉に忍は複雑そうな顔をする。