第25章 女城主の決断(謙信編)
おまけ
佐助「謙信様、会合を開くとは聞いていましたが、
こんな話し合いをするとは俺は聞いていません」
会合の部屋もとい、
謙信と忍の房事の部屋で、
佐助は謙信に苦言を漏らしていた。
謙信は、中途半端なところで房事を中断されたことで、
不機嫌さを滲み出し佐助を睨んでいた。
謙信「よくも邪魔をしたな。佐助」
佐助「謙信様が会合などといいながら、
無駄に時間をかけるからです。
最初からエッチしますと言ってくだされば、
俺だって邪魔はしません」
佐助は眉をひそめながらそう答える。
自身の主君とその会合の相手の素肌と、
繋がっている図を見せられた、
自分の方が被害者のはずなのに、
なぜ自分の方が怒られなければならないのだと、
佐助は心の中でそう思っていた。
謙信「えっち・・・とはなんだ?」
佐助「俺たちのいた時代では主に、
助平なこと、助平な人の意味ですね。
あとは謙信様が先ほどまで、
なさっていた夜伽の意味も含みます」
佐助は謙信に嫌味を込めながらそんなことを言う。
謙信は素知らぬ顔で残った酒を飲んでいた。