• テキストサイズ

イケメン戦国短編集

第23章 生贄の花嫁(真田幸村)


幸村「馬鹿野郎。
   お前は信玄様の片腕で、俺の相棒だろうが」
忍「・・・そうだね・・・ありがとう幸」
そういうと忍は、
幸村の体に頭を押し付けた。
忍の身体の感触が幸村に伝わる。
幸村「ば・・・お前離れろ」
忍「ごめん・・・少しだけ・・・許して・・・」
忍の声が震えているのを感じ、
幸村は忍が泣いているのに気付いた。
幸村は無言で忍の身体を抱きしめ、
忍が泣いているのを、
わざと見ないふりをすることにした。
忍はしばらく幸村の鍛え上げられた胸に、
頭を押し付け泣いていた。

忍「ごめん・・・もういいよ・・・ありがとう幸」
幸村「そうかよ」
とその時抱き合っていることに同時に気づき、
慌てて二人は身体を離す。
幸村「・・・っ・・・か・・・勘違いすんなよ。
   お前の顔見ないようにしただけなんだからな」
忍「わ・・・分かってる・・・」
一度意識してしまったら、
もう二度と忘れることなど不可能だった。
忍「(私と違う男の人の身体だ・・・
      いつの間にか幸は・・・)」
幸村「(なんか柔らかかった・・・
    いや何考えてんだ、俺!!)」
忍「そ・・・そろそろあがろうか・・・」
幸村「そうだな・・・」
/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp