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イケメン戦国短編集

第23章 生贄の花嫁(真田幸村)


温泉にて
幸村「あー・・・そうは言ったものの、
   やっぱいい湯だな・・・
   飯ぐらいは一応食ってから帰るべきか・・・」
そんなことを幸村がつぶやくと、
近くでちゃぽんという音がした
幸村「俺ら以外に客がいたのか・・・」
そういってふと顔をあげると、
そこには困った顔の忍がいた。
幸村「ば・・・お前なんで・・・」
忍「・・・あれ」
幸村「あれ・・・?うわ・・・」
幸村の視線の先には着替える場所だけ別で、
温泉は男女同じであるという証拠がうつった。
幸村「まじかよ・・・俺あっち行くわ」
幸村はそういうと、
忍とは反対側の岩場に移動した。
忍「信玄様、何考えてらっしゃるんだろうね」
岩を挟んで幸村に忍はそう聞く。
幸村「俺が知るかよ・・・」
忍「初めて会ったとき以来だね・・・その湯あみで」
幸村「・・・変な言い方すんな。あんとき未遂だっただろ」
忍「あの時幸、私のこと、
    男だと思っていたんだっけ?
    信玄様に聞いた」
幸村「お前聞いたのかよ・・・悪かったよ」
忍「ね・・・幸」
幸村「なんだよ」
忍「私のことまだ疑っている?」
幸村「なんだよ急に」
忍「いや・・・なんとなく?」
幸村「・・・疑っていたら一緒に戦わねーよ」
忍「それは信玄様の部下として?」
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