第20章 狐の手ほどき~後編~(明智光秀)
忍「え・・・?あ・・・
またいつものからかいですか!?」
散々からかわれていたのを思い出し、
狼狽えながら忍は光秀にそう問う。
光秀「からかいだった方がお前にはよかったかもな。
忍・・・指導は今日でやめだ。
だが俺という男は最後まで知ろ。
そしてお前の全てを俺によこせ」
光秀はそういうと、
忍の答えは聞かないまま、
忍に口づけをする。
忍「んぅ・・・」
光秀は忍に口づけをしながら、
忍の帯を解き、
衿に指を触れると、
そのままその着物を乱していく。
忍は光秀の胸板を叩く。
光秀が唇を離した時にはすでに、
忍の息も着物も乱れていた。
忍「み・・・つひでさ・・・」
忍は息を整えながら光秀を見る。