第20章 狐の手ほどき~後編~(明智光秀)
政宗「よお、光秀に追い出されたって聞いて迎えに来たぞ」
忍「ま・・・政宗様―」
政宗に気づいた忍は大粒の涙を流した。
政宗「ちょ・・・お前泣いて・・・!?」
光秀の御殿の前の通りを、町民や武家の人が通ったため、
政宗が忍を泣かせたのか、
というように通りかかった人間に見られる。
政宗「ああーもう・・・こっちこい」
政宗は忍の腕をひっぱり政宗の御殿へ連れて行く。
政宗「落ち着いたか?」
政宗の御殿で、政宗は忍に団子を作って、
忍にふるまった。
こういうときは甘いものでも食べて、
落ち着かせるのがいいだろうと・・・
政宗はそう考えたためだ。