第19章 狐の手ほどき~中編~(明智光秀)
忍「これ・・・」
忍は手に付着した白いドロドロした液体を眺める。
光秀「・・・俺の子種だ。せっかくだ、舐めてもいいぞ?」
光秀がそういうと、忍は馬鹿正直に舐めた。
忍「・・・うぇ」
あまりの苦さに忍の口から嗚咽が漏れる。
光秀「くく・・・本当に舐めるとはな」
光秀は笑いながら、
忍の顔と手を手ぬぐいでふく。
忍「!!また騙したんですか!!」
光秀「騙してはいない。
自分の出したモノを飲んでほしい男や、
飲む手管は存在するからな」
忍「そう・・・なんですか?」
光秀「ああ。だからお前も男の味をこちらでも覚えろ」
光秀はそういうと忍の小さな唇に、
モノを握っていたのとは逆の手で触れる。