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イケメン戦国短編集

第16章 鬼の試練(森蘭丸)


蘭丸「うーん?血出てる感じじゃないけどなぁ・・・
   月の障りではないと思うけど」
忍「じゃあ・・・どこかおかしいのかな・・・」
忍はあまりのことに泣きだしそうになっていた。
蘭丸「とりあえず湯あみにでも行こう?
   お互いそのさ・・・」
忍「う・・・うん・・・」
蘭丸「あ・・・立てないか。ごめんね、無理させて」
忍「う・・・ううん・・・いいの・・・」
蘭丸はひとまず自分と忍の身体に、
昨晩の着物を着せると、忍の身体を横抱きにした。
蘭丸は外に控えていた数名の女中に気づくと、
忍の身体を清めることと、
交わりの証にまみれた褥の処理を静かに告げた。
蘭丸「忍様が月の障りが来たって、
   怯えてたけど大丈夫かなー?」
女中「月の障りではおそらくありませんよ」
蘭丸「じゃあ病気なの?」
女中「いえ。おそらく初めてを、
   捧げた証の血だと思いますよ。蘭丸様」
蘭丸「じゃあ病気とかじゃないんだね。よかったー」
病気じゃないと知り、蘭丸はほっとした。
そのことは忍の耳にも入り、
忍自身も安堵するのだった。
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