• テキストサイズ

イケメン戦国短編集

第3章 天邪鬼の仕返し(徳川家康)


もやもやとそんなことを考えながら、
俺は忍に促され、
町はずれにある一軒の宿に入った。
色事に使う宿屋があることを噂では知っていたが、
こんな奴と使いたくはなかったと思う。
そもそも男同士だし・・・

忍「この日をずっと待っていたんだ。
    今川が滅ぼされて、
    こんな日こないと思ったけど」
家康「どうでもいいけど・・・
   いつまでも竹千代のままだと、
   そう思わないでくれる?」

俺は静かに忍を押し倒した。
そういうつもりはなかった。
ただ分からせたかっただけだ。
もう俺はあの頃の“竹千代”ではないってことを。
あの時脅威でしかなかった男よりも、
俺は背は高くなっているし、
力だってこいつよりついたのだと、
そんなことを実感した瞬間だった。
/ 660ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp