第15章 海賊と変人?(毛利元就)
元就「で?お前いく当てあんのか?」
忍「え?もしかしてこのまま、
海に落とされるやつですか?」
元就「さすがにしねえよ。行く当てがあるなら、
次に港町行ったときに降ろすってだけの話だ」
忍「ないですね・・・行く当て・・・
というより戻れる当てがむしろほしいです」
元就「・・・そうかよ。まあ勝手に現れたし、
勝手に消えそうだけどな」
忍「それは困ります」
元就「(近ぇ)なんでだよ」
忍「元就さんにサヨナラの、
挨拶できないじゃないですか!!」
元就「・・・挨拶なしで現れておいてか?」
忍「そ・・・それは・・・」
元就「まあ・・・お前の意志じゃないなら言っても無駄か」
忍「すいません」
元就「で?珍妙な袋の中身なんだ?」
忍「え?」
元就「怪しいもん入ってたら捨てねえとなあ?」
元就はふと悪い顔をした。