第14章 軍師片思い(石田三成)
忍「そ・・・そうだね。お姉ちゃんが心配するよね。
そしたら二人の邪魔しちゃうもんね」
“二人”その言葉に三成は顔をしかめた。
忍が何を言いたいのか、
いやでも理解してしまったからだ。
忍「三成君も知っているよね。
お姉ちゃんと秀吉さ・・・」
三成「黙れ!!!」
“秀吉さんが“そういいかけた忍の口を、
自分の手のひらで乱暴にふさいだ。
かろうじてひびの入った状態でたもっていた三成の歯車が、
とうとう完全に壊れたのだ。
忍「んっ(三成君!?)」
そして忍の姿を見てこう思ったのだった。
ああ手に入らないなら、
代わりのモノを手に入れればいいと・・・